レスチレインはスウェーデンのQ-Med社が発売しているヒアルロン酸注入剤の製品名です。 皮内への注入施術に使用するヒアルロン酸製剤で、コラーゲンに代わるシワ取り薬として多くの美容外科などで使われています。
口元、鼻唇溝のシワや鼻・アゴ・輪郭のくぼみなどのプチ整形に使われ、施術にかかる時間はシワの深さや症状によって変わってきますが、おおよそ5~10分くらいで終わります。
ヒアルロン酸(レスチレイン)注入による施術は、切開や縫合を行わないません。
そのため痛みや腫れもほとんどなく人に気づかれることもありません。
人体にもともとある物質なので、アレルギー反応を起こしやすい人でも、ヒアルロン酸(レスチレイン)ではアレルギー反応を起こす危険がないため、事前の皮内テストも必要ありません。
ヒアルロン酸は永続的に効果が続くわけではありません。時間がたつにつれ、体内に吸収されてしまいます。持続期間は個人差がありますが、だいたい6~12ヶ月ほどです。
しかし、ヒアルロン酸が分解された後は人体に有害な物質を残さないため、必要な時に手軽に効果を試してみたいという方にはお勧めです。
ボトックスとは、ボツリヌス菌由来の神経毒素複合体のうちから、A型という血清型毒素だけを精製して取り出した製剤です。
ボツリヌス菌と聞くと食中毒を連想してしまいますが、あくまでも調整した毒素を使うので全く問題ありません。
欧米では1970年代よりボトックスによる シワ、多汗症、 眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頚、斜視、顔面チック、片頭痛などの多くの疾患の治療に用いられています。
頭痛や肩こりに悩まされる、口を開けた時に痛みや音を感じるなど、私たちにとって噛み合わせは大変重要で、そのトラブルは不快な症状をもたらします。
ボトックスをエラに注射することで、エラの張りがとれ、小顔に見せることが見込めます。 ただエラボトックスの効果はそれだけでなく、「噛み合わせ」が改善できる例もあります。
ただし、小顔矯正で噛み合わせを正しく整えただけで全てが改善されるとは限りません。人それぞれの原因と症状がありますので、施術の際にはご相談ください。
ボトックス注射はメスによる切開の必要がなく、副作用も少ない施術です。
1回のボトックス注射に掛かる時間は、約10分程度で済みますし、注射をした直後からお化粧もでき、治療後すぐ帰ることも可能です。
そのため、仕事のお昼時間にちょっと行ってできる「ランチタイムトリートメント」として人気を集めています。
様々な美容治療に効果があり、人気を集めているボトックスですが、残念ながら、妊娠中の方は治療を行う事はできません。
その理由として、妊娠中や授乳中の方にボトックスを使用した場合、赤ちゃんに影響が出るかどうかの安全面の研究が、まだ十分に行われていないからです。
ボツリヌス菌を使った、美容治療の歴史は、他の治療と比べてまだ歴史が浅い治療法です。
研究結果で、妊娠中の方や授乳中の方の安全が保証されてから利用するようにしましょう。
プラセンタとは、母体と赤ちゃんを結ぶ胎盤のことです。
プラセンタには生命を誕生させるのに必要な栄養素(アミノ酸、コラーゲン、ヒアルロン酸、グロースファクター、ビタミンなど)が豊富に含まれています。
母親の体内で、わずか10ヶ月の間に、1個の受精卵を3kgまでに育て上げるという驚異的な働きをもった組織です。
このエキスを注入すると、全身の細胞が活性化され、細胞レベルからの若返りが期待されます。
もともと医療の現場では、肝炎や更年期障害の治療に使われてきました。日本国内では、50年前から行われている治療法です。
30年以上の実績があり、基本的には副作用はありません。副作用と呼べるものには、注射部位の発赤、腫脹、かゆみなどがありますが、よくもむことによって2~3日で回復します。
また、ホルモン注射では一切ありませんので、体調が悪くなることはありません。使用するヒトの胎盤も、エイズや肝炎などの感染症の恐れがないように、厳しく検査、管理され、日本人の胎盤のみを使用しています。(原料となる胎盤の、エイズウイルス、B型・C型肝炎ウイルス、成人T細胞白血病のウイルス感染をチェックしたうえで、121℃で20分の熱処理を行っているので安心です。)
現在、認可がおりているものは、「ラエンネック」と「メルスモン」の2種類だけです。2003年より、プラセンタは特殊生物薬剤に指定され、より厳しく管理されています。
プラセンタは美容に有効というイメージが強い成分ですが、歯や口腔系の疾患にも有用な効果を発揮します。
口腔内は歯も含め、非常に炎症を起こしやすい部位として知られています。
たとえば歯茎が腫れる歯肉炎や、歯肉炎が悪化して膿を持つ歯槽膿漏、栄養不足やストレスによって起こるアフタ性口内炎など、これらはすべて口腔内の炎症を指しています。
口腔内は食べ物を咀嚼し、体内に取り込む入口なので、食べかすなどによる雑菌の繁殖が多いことから、常に炎症が発生しやすい環境にあると言えるでしょう。
口腔内の炎症や歯槽膿漏などの歯周病は口腔内を清潔に保つことである程度予防することができますが、他にも睡眠不足、栄養不足、ストレスなど、生活環境によって発生する確率も高いので、歯磨きなどのオーラルケアにプラスアルファの予防策が必要となります。
そこで最近注目を集めているのが、プラセンタ注射です。
プラセンタ注射についての臨床調査が日本で行われました。歯肉炎、歯周病、アフタ性口内、顎関節症に悩む852人にプラセンタ注射が行われ、その結果は、75%以上の患者さんに効果があり、プラセンタが歯科、口腔領域でも有効であるとの結論を得ました。
プラセンタには、上記のような口腔内の炎症を鎮静化する抗炎症作用があり、正常な口腔環境を整える効果があります。
当院では、歯周病や、慢性の炎症性疾患、口内炎、抜歯や外科手術後の治療促進を目的に行なっております。インプラント手術後も炎症が少なく、術後の疲労感も少ないようです。
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